自己の存在 1/x
自分自身の存在について。part 1.
自己の存在定義について考える。
そもそも、自分自身が「生きている」という事をどのように定義すべきだろうか。
自分自身の「生」は、自分の意識が有るかどうかと言うことによって認識されている訳であるが、
私たちは自己の意識が存在するかどうかと言うことについて、普段、考えない。
自己の意識は、私たち自身が生命活動を行う根底の部分で機能していると言える。
私たちのとる行動や思考は、身体の感覚系と思考による知覚の信号を脳で統合し、
その反応のフィードバックによって行われていると考えられる。
脳での反応から行動や思考が生まれ、それらは再び脳への入力信号となる。
その脳の反応過程と、そこからの行動や思考という一連のプロセスが働いている状況が
意識がある状態であり、意識は、身体にある状況の監視者的位置にあると言える。
私たちは、感覚系からの刺激信号や、それを受けて行われる脳で行われているプロセスについて、
それがどのように行われているのかリアルタイムに把握していない。
例えば、見えていると言う事を細分化してみると、
まず、ある瞬間の外部環境からの光が二つの視覚で捉えられ、その刺激が脳に伝わり、
脳で両方の視覚が写す像を合成することにより、外部環境の様子を認識していると言える。
この一連のプロセスは、人が物理的に認識できるレベルの時間間隔で常に繰り返されているから
外部環境を動画として捉えれる訳である。
人は、このようなプロセスが実際に在るにもかかわらず、それを把握できないし、それを認識していない。
このような様々な処理が脳で行われている状況、その活動全体を意識として捉えているのである。
続く。